アニメ版ましろ色シンフォニーが、何故みう先輩ルートになったのかを考察してみる

ましろ色シンフォニーが何故みう先輩ルートになったのか

それは、PSP版の販促の為!

つまり、みう先輩ルートに進むことによって紗凪や愛理の魅力を引き出し、その結果「PSPで彼女達のルートもやってみたいな」と視聴者に思わせれば売り手の勝ちであるっ!


何というかまぁ、われながら身も蓋も無い結論だ……しかし、仮に販促のためだけにみう先輩ルートを採用したのだとしても、12話のお話という形式を取っている以上、そこにどのような解釈が生まれてきてもおかしくはない。そこで今回は、何故新吾がみう先輩を彼女として選んだのかという筋書きを読むのと同時に、PSP版の販促以外の理由も考えてみる。



とあるUSTで指摘されていたのだが、新吾が敏感に空気を読む理由は「不穏な空気に対するフォビア(恐怖心)から来ている」らしい。確かに「新吾の空気読みがフォビアから来ている」という部分から見れば、新吾がみう先輩を選んだのは合点がいく。理由はみう先輩がフォビアの発生源から一番遠い人だから。確かここもUSTで指摘されていた話だったか。


ではここから更に「何故みう先輩以外が新吾の選択肢に成りえなかったのか?」を考えてみる。


まず愛理は皮肉にも新吾の恋愛対象に一番なりにくいことが推測できる。理由は一話の新吾拒絶や強気な性格が仇になって、愛理自体が新吾のフォビアの発生源になっちゃってるから(笑 更に愛理も新吾を好きであり続ける理由も無くなってる側面も大きい。理由は新吾がみう先輩と付き合うことで、新吾自身が鈍感力を手にしてフォビアに打ち勝ったその結果、空気読み能力が喪失してしまったからと推測できる。愛理は新吾の空気が読めるところが好きだったはずだから、現状の新吾を慕い続ける理由がない。まぁ事態はそこまで単純な問題ではないかもしれないが、それは最終話にでも明らかになるだろう。


更にいえば紗凪も同じように、フォビアの発生源になってしまってることに気づくだろう。彼女は新吾とみう先輩の間にわざわざ入り、常に新吾に対して敵意に似たようなものを振りまいていた。もちろんそれは表面上のものだけだが、結果的には空気悪くしてるのだから、新吾から見ればフォビアの発生源であることにはかわりが無い。11話でも新吾は結局最後まで、みう先輩好きな意地悪な後輩としてしか見てなかったみたいだし。


愛理と紗凪をあえて比較するなら、愛理は新吾の空気が読めるところが好きだとハッキリ言っているが、逆に紗凪は新吾の親切心から何時の間にか好きになってたので、決定的にどこで好きになったかはよくわからないはず(この辺記憶が曖昧だったり)


ここで残ったメンツを考えると桜乃とアンジェなのだが、桜乃に関しては新吾は完全に妹としてしか見てないんじゃないかと推測できる? 一応桜乃が平気で新吾がいる風呂入ってくる描写から、余計に桜乃も慎吾を兄としてしかみていないとも解釈できるし。しかし問題はアンジェだ……酷い言い方にはなるが、もしみう先輩がなんだかの事情で恋愛対象にならないとすると、消去法で選ぶとアンジェが一番の対象になるんだよね……いや、それはおかしいといわれても困るが、そもそも話として成り立たない予感が凄いする。またアンジェは主人とメイドという、ひとつ離れた立場に常にたとうとしていたのも大きいか?


以上によって、新吾がみう先輩を選んだ理由及び、みう先輩以外を何故選ばなかったのかの考察は終了!