ましろ色シンフォニー 第1話

夜はすべてを包み隠し、昼はすべてを白日の下に晒す、Aパートで隠されていたモノがBパートで晒される構造で、Aパートでは新吾と愛理の互いの立場が分からなかったから仲良くなって、Bパートでは立場が明らかになり態度が一変した……という解釈で、ほぼ断定してもいいと思う。

とりあえず何故そう言い切れるかというと、Aパートでは閉鎖的で隠されているような画面作りや、公園で合流する際に草むらから飛び出してくるところを表している「覆い隠された状態」と対比して、Bパートで雨で増水した後のしょげた植物の生える川をわざわざ映したり、登校する沢山の女生徒や、道幅の広さや、キャラクターを引き気味に映したりと、Aパートとは打って変わって「開放感のある状態」を意識している。

付け加えておくと、冒頭の色の語りにおける何も無い色とやら*1と愛理の「二人とも、まだ迷ったままなんですから」の台詞を掛け合わせると、Aパートにおける愛理の方が何も無い色とやらになる……のか? でもAパートって夜中だよなぁ、ましろ色とやらと真逆の色彩をしてるのだが……自分で書いててアレだけど、この辺は良く分からない。


あと、気になるのはアニメ化するにおいてエッジの強い絵柄になった理由が気になる。こんなこと言うとアレだけどこのテイストでエッジ強いと、割と和ますシーンでキツイと思うんだけど、こうした理由とか何かあるのかな…?

*1:……だったかな、この辺記憶が曖昧だ