ましろ色シンフォニー 第2話

序盤としては不味いぐらい詰めが甘すぎるというか、もうちょい上手くできんかったのかな?


まず対象として、ラッキースケベとそれで怒らせるのは愛理だけで良くて、別にクラス全体の問題にしなくても良かった。まぁでも調理実習のくだりはやるなーとは思ったけど、好感度上がるのはちとやり過ぎかと。


話の流れとしては理事長が言うところの、男子の目を意識させることで油断しないようにする効果があるとか、そもそもホントは共学化に必ずしも皆が反対してる訳ではないんだろとか、まぁ結姫女子学園側の様々な思惑があるのだと思われる。

よって結姫女子学園側のクラスメイトは、表面上だけは愛理と協調しているが、恐らく実際は一枚岩では無いのだろう。その絡みでもそれぞれの勢力の関係が硬化するようなイベントが欲しかったのかな? まぁその辺りの都合を加味すると、シナリオ的な意味でとある魔術の禁書目録でいう『俺たちの上条さん』的なカリスマキャラとして、主人公の新吾を立たせたいのかなー? と推測してみたが、その辺の都合は知らん。わざわざ作り手の都合に見方を合わせる義理もないし。


しかしこう突き詰めていくと、次に待ち受ける展開は愛理の孤立しか無いんだよな……このようなクラス全体の問題にすることの何がダメかって、クラスにおける問題解決において、少数陣営が努力するだけでは解決できないし、だいいち仲悪くなるのも良くなるのも相当の手続きと段取りが必要となってくるから。それにお話としてのスポットも、関わる人数が増えれば増えるほど、うまく焦点が合わない傾向が強くなり、結果なにを見せたいのかがブレてしまい勝ちになってしまう。


……つか、何で私は全体的に力量を低い方に見定めて『こうやればコケない』みたいなチキンな見方をしてるんだろう(汗 一応ピングドラム以上には期待はしてるんだけどなぁ。