黒神 The Animation 第1話〜第17話

この休日で黒神を一気見、とりあえず17話まで視聴済み。なおこの感想はTwitterに書いたのをそのまま流用しています。*1さて、びっくりするほど長いので格納&はてなの字数制限に引っかからないかドキドキ
 

第1話

三位一在により、3人のそっくりさんの内一人しか生き残れない世界。その中で主人公の知り合いが1人1人死んでいく… 運命にしては太刀が悪く必然とすら思える感じが致します。んで、まず思ったのが女性キャラみんなかわいいな!!1 でもこの死ぬ確率も高いという罠がっ!?
 
不思議な世界を少しずつ描写して行った後の、クロの食事シーンのかわいさと戦闘シーンの迫力に圧巻。うーん、なんでこれ放送当初人気出なかったんだろう、たぶん放送地域が限られるのと、1話目が不気味すぎたからかなぁ、あと原作の評判も余りよくないらしい。(でもかなり別物らしいけど)
 
戦闘シーンでいえば、ワンカットであそこまで延々と立ち回りするのはやっぱり凄く、かなり質が高いです。ただ、駐車場という特徴をもうちょっと生かして欲しかったのは流石に贅沢な願いか。しかし、一番最後が強烈、かなりキッツイんですが、主人公の動機確立としては十分ですね。
 
しかし、ここまで平然としてられるのは、だいたいどういう作風になるのかを知っているから、かもしれません。これをリアルタイムで視聴してたらまた異なる反応を示した可能性が大きいのも否定できません。私は鬱系あんま好きじゃないから、1話目だけで鬱系と判断しかねない…

第2話

うーん、なんというかこの辺はお約束の流れだなー、と思ってしまう。強敵登場、主人公やられる→契約、というある種テンプレ的な流れ。でもアクションはしっかりしてたと思う。でも1回死んだ身ってのは結構少ないような、知ってる限りではギアスとシャナぐらいかな?
 
それよりも個人的にはAパートが好きだったり。クロが家に上がり込んでキャベツ食ってたり、アカネさんが勝手に家に入れてたり、慶太君は確実に尻に敷かれるタイプですね!!んで、前半のクロがうめぼし食ったシーンが最高にかわいかった! こんなにかわいいのに何で人気(略
 
あと、敵が使ってたイクシードとやらは触手ですかね!? 何、違う!?

第3話

(この話数は何故かついったで書いてなかった……よって、感想の感触が微妙に違います。)前半におけるラッキースケベに対しての主人公のノーリアクションっぷりや、先生のおかしな行動を見ていると、後半の展開が若干予想しなくもないような気がする。むしろこの話が、黒神独特の「チープさ」みたいな流れになったキッカケなのかもしれない。
 
特にこの教師さんはシンクロさせちゃダメって自分でゆってるのに、出来心でついついクロ達を煽ってる辺り「お前本当にメインか?」と沢村さんチックに問いたくなりました。が、メインかどうかなんて所詮「運」のみしか左右できないから、メインになったって頭良くなる訳では無いのか、と納得してみる。でもだとするとその身体能力の異常さは何よ(笑

第4話

慶太の行動がいちいち困った君なんだけど、むしろ年相応か。そういえば格闘シーンでバイクを使う作品って最近あんま見ないな。むしろ増える傾向にあるとは思うんだけど、実際数は少ない、何でだろう。

第5話

何か凄い長いプロローグを終えたような感じがする。話の全貌こそまだみえないけど、ある程度形作られたと解釈していいかも。それにしても田村ゆかりさんと中田譲治さんの組み合わせはいいね! 欲をいえば元々のキャラ造形が若干あっさりしすぎてる、ような気はするけど。

第6話

ごく自然な回帰、1話で提示された「死の連鎖」が今回の目の前でクロが死なれるという危機を提示することにより、不十分だった慶太の動機を奮い立たせたのは見事な回収。そして「契約者がサブの場合契約者は死ぬ」という設定に、1話と登場人物をまるまるを当て振る構成はダイナミックだ。
 
ただ、あれだ、ちょっとあっさりしすぎかもしれん。まあこれは黒神全体に言えることだけど。でもアクションはすげーなー、こんな画面をフルに使ったダイナミックなアクションは滅多に見られるモノじゃない。アクションだけでも黒神は見る価値があるな、もちろんそれプラス色々付加されてるけど。

第7話

沖縄編開始の話なんだけど、新キャラが出た→クロの過去が明かになったと、割とよく見る構造なのに、何故かぱっとしない。 茜の携帯の 「件名:エクセルちゃん」は笑ったけど。

第8話

前半のサービスシーンに、後半の戦闘とバランスがよい回、そして戦闘がこれまた凄い、カメラを回転させながら人物の動きも回転させたりと派手なカットが多かった。しかし力の分量的にはこのリソースを前回にかけるべきだったのでは、と思ってしまう。

第9話

んか慶太君が大人しすぎるような、それは兎も角彼ら別行動しすぎ! 「この地にも連中がやってきた」という前提が分かっていながら。作画や演出は凄いけど、脚本がイマイチなんだよなぁ。なんというかお話の構成と各キャラのダイアローグが若干甘いような気がする。
 
(ここから追加)母親の敵なのに、ここでもあんまり驚いた表情を見せない慶太君。このご時世主人公のリアクションってとても大切なのよ、だから怒らなくとも慌てふためくぐらいはして欲しかったと思うぞ。

第10話

惜しい敵役を亡くした感じが、ってか忍の方はどういう原理で死んだんだアレ? ってか母親の仇とかその辺はどこ行ったんだ……?
 
何というか母親の敵含めて、この作品はちょっと健全な感じに作りすぎなんじゃないかな……? 視聴者にとっては1話で健全なイメージは皆無に等しいのだから、その後の展開には若干の違和感を感じる。まあ「マイナスルート」という説明をした回でもあったのは良いことか。

第11話

敵のメンバーが慶太の友人だった件、こいつすっごい悪い奴っぽいのになぁ(笑 でもこの作品には「敵の敵は味方」という構図がどうも存在しないっぽいんで最終的に敵になるのかな? 茜さんを匿った後怪しげな行動をしてるし。

(ここから追加)そもそも第4話で話聞いてくれそうなシュタイナーを思いっきりぶん殴った辺りから考えて、この作品は「敵の敵は味方」という構図が無いと推測できる。だからたぶん敵だろう。
 
あと、沢村は慶太の心許せる人っぽい位置なんだよな。その証拠に1話目に行ってた「例の場所」につれていったの沢村だけっぽいし。(ちなみにクロは……あれ、行ったんだっけ?)

第12話

なんか12話なのに戦闘が微妙です。カットを増やし場面を素早く変えていったり「流線背景」を使っている辺り、ディーンがよく使う手法予算のないアニメみたいな感じになってる。っていっても逆をいえば予算が無くてもカット増やせばらしい戦闘ができるということか、勉強になった(何の?
 
しかし画面の迫力が、最後の大災害>シュタイナーの戦闘シーン>クロの戦闘シーンってどうなの(笑 ちなみにコンテは米たにさん、禁書以来かな?
 
あと沢村(蔵木)がアニメオリジナルキャラなのを知ってすごい吹いた。今良く考えれば黎真よりよっぽど良いキャラしてるんだよなぁ……

第13話

なんかサンライズって小悪党が世界を牛耳るって展開好きね(挨拶
 
OPから殺陣が無くなってたり、レイズナーの後半を思い出すような展開になっていたり、いきなりダーティな雰囲気になったような気がする、北斗の拳的な。(ここから追加)しかし、今良く考えると沢木が一人奮闘してただけのような気がする。

第14話

沢村への宣戦布告と、茜さんがマスタールートだった話。だんだん話を追うだけになってきたなぁ…(汗

第15話

ここにきてクロが戦意喪失したり、雪が茜に半ば説得されたりと色々あった。しかしやっぱりただ見てるだけという……

第16話

何というか、沢村編(北斗の拳編)決着。思ったより早かった、というかそこから何かまた違う敵が出てきたのは笑った、ぢゃあ誰が真の敵なんだよ!? みたいな。
 
しかし、最初はどことなく鬱っぽい雰囲気だったのに、この辺りで黒神は完全にチープな雰囲気になってるんですが、何故ですか? どこからチープな雰囲気になったんだろう、何か超展開前後で気づいたらチープな感じになってたのか、それとも慶太君が長門並にノーリアクションキャラだから必然的にこうなったのか。うーむ(笑

第17話

(この話数は何故かついったで書いてなかった……よって以下略)
せんせー、最初の頃と話の内容が完全にちがいまーす! 何かブリーチでいう死神編みたいになってきた感じがする。重要人物っぽいキャラもパッと出ただけで瞬殺されたし、きゅうり食ってる代々歴史を記しているという変な女が出てくるし、おまけで兄貴復活してるし(ここは別に驚かないw)でもここまで無茶な展開なのに、仮称『反逆の沢木編』より面白いのは何故だ?

*1:一部書いてなかったので書き下ろしあり