Fate/Zeroを見て「あっという間だった」と感じる理由

Fate/Zeroを見て「あっという間だった」という感覚を体験したことはありませんか? 私はあります。 理由を単純に考えると、原作が元々4巻構成である為、流動的に進むのが理由なのだと思います。


もうちょっと詳しく言えば、Fate/Zeroは「一話ごと情報量が多い為、シークエンスの数が減る」という特徴を持っています。ですがこの言い方だと少々難しいので簡単に言うと、一つの出来事が一話で完結せずに何話かに分けられていて、加えてその出来事と出来事との区切りを、強く見せないことで連続性を出しているという特徴があります。

多少強引ですが分かりやすい例えで言えば、続きが気になる引きの上手さ、各話終了時に各話タイトルと一緒に出てくる謎のカウントダウンと、衛宮切嗣が何故かジャックバウワーに見える辺り、どこか海外ドラマ「24」に似てると思いませんか? ってこれは流石に強引過ぎるか。

またハッキリした時間の区切りがあったのも、第三話のと第六話の冒頭のみで、後は大体連続しています。しかし、一話の時間の流れ方がややこしい上、2話も並列で話を進めているので、一概にそうとは言えないのかもしれないので、ここはちょっと要検証かもしれません。


またFate/ZeroのBDは、最初からBOX発売が決定しております。

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ここで別の見方をしてみると、もしかしたらこの発売形態をとったのは、一気見を念頭に入れていたのかもしれません。少なくとも、原作の巻数やBOX発売を踏まえると、1話完結のアニメには無いスタイルを取っているので、一気見はしやすいと思います。


余談:
このエントリは、実は没エントリだったのだけど、折角書いたし勿体ないので一応アップしてみる。まぁ、あんまり反応無くても没エントリだしなぁ……(汗