ロウきゅーぶの出来が残念すぎる件について

ロウきゅーふの残念さ加減はここ最近でトップクラスかもしれない。残念って言っても、出来が悪いという意味ではなく、名作っぽいのに、色々残念なところがあるっていう意味で。んで何がアレって、話もこの作品のスタッフさんもかなり高品質なレベルの水準なのに、いざそのふたつをかけ合わせると、凄まじいほどの噛み合ってなさが滲み出ててすごい。


結果だけ言うと、ぜんぶやろうとして、ぜんぶ中途半端になってる。そもそも原作は表紙詐欺とか言われるけど、アニメ見てるだけじゃあんまそう感じないし、服装をイメージベースだけで言うとフリフリと体操服って相性悪いだろとか、アニメで追加されてる風呂シーンとか誰得過ぎるだろとか等色々と……まぁ、読んだこと無いのであれだか、アニメから得られる情報から考えて、原作自体か『水と油混ぜてやったぜヒャッハー』的なコンセプトな予感がプンプンする。


たぶん、日常会話シーンとバスケシーンをそれぞれ単独でやってたらかなり見れるものになるんだろうけど、それが混ざってることによって凄い残念さが出てるのかなぁ、と。とある人が使ってた例えだけど『そうめんとハンバーグはそれぞれ美味しいのに、それらを一緒にぶっかけた』と似たような感じに思える。



で、これをツイートした後貰った反応が。(正確にはそれからしばらく後の神メモへのリプだったけど、一応流れ上関係ありそうなので。)

なるほど、これを聴いて、作り手も似たようなこと考えてたのかと思いました。要約すると「著者である蒼山サグ氏の作風はもちろんのこと、イラストのてぃんくる氏の作風も生かさないといけない。その結果どう混ぜるか非常に難しい作品になってしまっている。」って感じでした。他にも色々面白い話をしてるから必聴かも。


しかし、そこで一つ思ったのが「バスケ部活動謹慎の理由」と「昴が何故3話において集中してシュートをし続けていたのか?」が全く分からない。前者は兎も角として、後者は原作において説明されているらしい。プロデューサーさんの意見としては「そこは劇中から判断して、それでも分からなかったら原作読め」って回答らしいんだけど、それで良いのか…w いや、確かにその通りだとは思うけど、この辺はえらい思い切りだなー


まぁ、このような『そうめんとハンバーグはそれぞれ美味しいのに、それらを一緒にぶっかけた』作品を「そうめんとハンバーグを一緒に楽しめる!」と考えるのか、それとも「ハンバーグにそうめんぶっかけたって楽しい訳ないだろ!」って考えるのか、その違いなのかも。


そして、この記事を考えてる途中、いつ天を見て更なる衝撃を味わったのは言うまでも無かったり……ごめん、こんなエントリ書いててアレだけど、いつ天の方が素材は良いのに残念すぎる……(酷いオチ)