アニメぐだ語り【2010春期編その7.1】

■塩ビ(07)
この作品が、実は純度100%のギャグアニメだと気づくのに、えらい時間が掛かった。


とりあえず、脱線事故はともかく、チューブ繋いで生命維持してる妹を、無断外出させておっ死なせる辺りが、相当キテると思った。誰にも感情移入できない「分からない」状況を作り、かつ脚本的に「魅せよう」としすぎた為に、場当たり的で思いつきとしか言いようがない音無の行動が、更に物語との断絶を深める。


過去にも、ガルデモのけいおん批判、ゆりとハルヒとの過剰な近似性、直井の過去におけるエヴァのオマージュなど、この作品が物語を進める度に、ある種のバカバカしさが浮き出る様は、喜劇ですらある。いや、ここまでくれば最早ギャグアニメだ。


そうすると鑑賞態度としては、過去回想の反応としては「泣ける…!」という反応や、「白ける…」という反応よりも、「ハハハ、おもすれー!」という反応をする方が正しいのか? 少々、いやかなり悪趣味だが(汗


■メイド様(06)
今まで男子生徒に疎まれる、という構造だったが、今回はその逆。しかし一発ネタにしてしまうのは勿体ないかもしれない。いやまあ、毎週あの5人衆が出てこられても困るんだけど(汗