とある科学の超電磁砲 第6話

とりあえず、今週分のはうまくまとまらないのでざっくりな感じで。

美琴がジャッジメントになりすます動機の追加

まず元々美琴がジャッジメントに間違えられる部分で、その前にあった黒子のくどいまでの釘差し描写が美琴がジャッジメントになりすます為の動機を強化している。ただここで残念なのが、本来知り合いの筈の固法さんと美琴がこの描写の為に他人同士になってしまった事か。ただコミックス版の場合でも固法さんと美琴が知人同士である必然性もそうそう無いのだけど(汗


またアニメでは固法さんが美琴の指導員になった上に美琴の動機が追加されたことで、ジャッジメントになりすますやり取りが自然な描写になったのも正直上手いと思う。コミックス版でのこの回は正直あまり良い感じでは無かっただけに嬉しい改善。

グラビトンについて少し

そして冒頭でグラビトンの説明を加え、アバンとCパートでその威力の変化を見せる事によって分かり易くかつ重要な伏線を入れる事にも成功している。が、ここを詳しく説明しようとすると凄いネタバレになるので、ここは次回以降のお楽しみということで!

子ども達の学園都

そして今回、とても重要な「初春が子どもを保護するシーン」が加えられた。これはコミックス版ではハッキリしなかった「ジャッジメントが子どものバッグを探す」という部分を補強し、更にまた「子ども達の学園都市」を強く描く結果になった。というのも、そもそも学園都市は基本外部から子ども達が送られてくる都市なので、形成される共同体が、より子ども達の共同体という意味が強調されるという側面が強い。


子ども達の絆を強く描くことで大人と子どもの社会的な違いを描く事になり、またそれにより良い意味で彼らは子どもとして描かれている。正直この描写は小説+アニメの禁書目録やコミックス版での超電磁砲でも「強く」は描かれる事は無かったので、あまり気づきにくい描写であると同時に、この回を見た時目から鱗が落ちた気分になった。