CANAAN 第7話

『蛇』は大統領達を国際会議場に閉じ込めた後、ウーアウイルスをばらまき早々に逃走、慌てた副大統領達は大沢博士に(密かに開発していた)ワクチンを渡すように頼む、だが『蛇』の妨害により博士は死亡したと見せかけられ、副大統領達は最終手段としてミサイルを国際会議場に撃つことで解決しようとした。一方のカナン達は夏目とサンタナの協力を経てミサイルの軌道を変える。……と、今回のお話はこうやってあらすじを書いておかないと、正直把握できそうにもない。……あ、まずい、リャンの事が抜けてる。
 
今回一番思ったのが、カナンよりもアルファルドの方が重要なのかもしれないこと。カナンとアルファルドはひょっとしたら似たもの同士か? と過去に思った事があったが、まさかアルファルドも元「カナン」だったとは思わなかった。
 
同じような訓練、同じような境遇、ふたりもまた同じようにシャムを慕った。だが、選ばれたのは現カナンだけ。しかしこの名前を受け継ぐ事によって何か特典でもあるんですかシャムさん!?
 
しかしこの一連の過去からどうしてウーアウイルスをばらまくことが、アルファルドの「欲望」とやらに繋がるのか? それに関連して絡んでそうな大沢マリアの存在と、まだまだ全貌は見えない。というかこの作品、そもそも作品全体が「木を見て森を見ず」といった感じがとてもする。というのも、要素要素が断片的にしか観測できないので、何をどう見ればいいのかよく分からない感じがする。まあ、作為的にそうしてる可能性の方が高い。
 
しかし私は現段階でまだピンと来てない、これはちょっと不味い気がする。というか他の方々はどうなんだろうか、この作品の全体像は見えてきてるんだろうか……?
 
夏目は過去と向き合い、サンタナは過去から逃げる、ここも対比か。マリアは4話で向き合い、ユンユンは5話で向き合っている。
 
絵コンテ岡村天斎氏、演出は安藤監督 今回はとても本気の布陣でした……が、何か色々ありすぎて「ここが凄い!」っていうシーンが逆に思いつかない。