CANAAN 第1話

なにこれ、ちょっと凄すぎてヤバイ、いや相当ヤバイ!! 1話目から凄い作品来たって感じたのは3ヶ月ぶりかもしれない。
 
視ること、そして視覚。広義な意味で「視る」ことがテーマになってそうな感じ。ジャーナリストっぽい子が言った「見ようと思えばホントは見えないモノはないのに、わざと目を閉ざしている」という語りからもそう察することができたり、またその際に上海の人々や、マムルのかぶり物をした人達の顛末を映し出していたりと、ひとつの台詞に内包する意味を何重にも重ねるその手際はお見事!
 
導入→背景説明(上記の事柄)→設定説明(共感覚等)→逃亡→戦闘と話の流れも理に適ってて綺麗。共感覚もマムルのかぶり物をした人物と関係のありそうな描写で、説明せずに説明するというアニメらしい表現も。そして、溜めに溜めた後での戦闘は中々爽快感があり、特に屋根のポールで回転しながら銃を発射するシーンや、屋根からしゃちほこ? に飛び移るシーンはまさに圧巻。
 
関西火曜深夜では、この時間帯はかなり作品が被っており、何を選ぶか迷うけど、私ならCANNAN一択で決まり! このご時世に人気がCANAAN一極になるってのは無さそうだけど、それなりの人気はでそう。速くも次回が楽しみになってきました!