さよならピアノソナタ #3

さよならピアノソナタ〈3〉 (電撃文庫)

読了。読了語直ぐの「琵琶湖に沈め」とか過激な魂の叫びはハイクに書いてあるので、それは置いといてここは普通に述べてみる。
　
といってもこの巻では、合唱コン体育祭文化祭と行事盛りだくさんで何がどうなってたかは委員長が暴君な事以外は詳しく憶えていない。が、ユーリの登場や真冬がピアノを弾けるという事は鮮明に覚えている。そしてこの出来事でナオは混迷しはじめる。
　
しかし文化祭での楽譜の件はナオは納得したみたいだが、私はまだ例の神楽坂先輩の無茶振りに納得が行かない。期間もない時間もないだったら簡素にするのが当然の行動、理に適ってない。妥協こそ罪だと分かってはいるが、その為にいつまでたっても楽譜が完成しないという大罪よりはよっぽどマシだという事も述べておこう。
　
基本この作品のヒロインは良い意味でも悪い意味でも「言葉で伝える」という事を知らない性質を持つ娘ばかりだとは思うが、そんな状況の中、ライバルではあるが「言葉で伝える」事を重きに置いた子、ユーリが現れる。というかライバルではるがこの子が正ヒロインでも良いと思うんだけどなぁ、男だけど（汗
　
この作品の主人公直巳の奔走する様子を見てると、何故かライブアライブのオルステッドを思い浮かべた。何故か持ち上げられた後、事件をひとまず纏めたのは良いものの、その後当人の与り知らぬところで他の登場人物が暴走し、その結果誰にとっても最悪な結末が訪れるという点で、まぁ直巳は魔王にはならないと思うけど（笑
　
それにしても不思議なのが、この後の最終巻の感想をぐるっと回って見て来たんですが、何故か脳内に「メシウマ」という言葉が上がるんです、何で！？