かんなぎ

第2話 玉音アタック!
2話分の話を1話に詰め込んでる割にはゆったりとした雰囲気は損なわれていなかった上、枚数制限無いだろこれ!? っていうぐらい作画が動いて色々楽しい話ではあったんだけど二点気になる部分が。
 
まずは時間経過に関して違和感が。ここで声高に「原作とは違う!」というつもりこそ全くありませんが、Aパートでは原作には無かった仁がつぐみを道の途中まで送る際の場面。横断歩道のこちら側と向こう側はある種の境界を表しており2人の距離感を出すのにはちょうど良い*1のでしょう。が…問題はそこではなく家の中で留守番をしているナギに関しての経過時間が全然違う訳で、猫かぶりナギがとっさの嘘をついてから、二重人格ネタ晴らしの間の経過時間が全く違う訳で、原作の場合嘘がすぐ発覚するどういう意図があってアニメでは溜めを用いたのだろう? 
 
これと同じような現象がBパートにもあって、仁がカップ麺を用意するタイミングが原作では夜になっていたのに対しアニメでは朝になっているが、これの意図は非常に分かり易く仁がナギに対して「出て行け!」と吠える場面を追加する為にこうしたのだろう。これによって仁の性格が「おせっかい」から「我が強い」に若干変化したような気がするのだが、この主人公の主体性の変化に関しては何を意味するんだろう?
 
あ、もう一個の方の違和感はナギ役の戸松遥さんに関しての違和感なんだけど、こっちは分からないことが多すぎるし判断材料に欠けるので今言及するのは保留します。まあ、この違和感が気のせいである可能性の方が高い訳ですが……

*1:むしろ原作の玄関と扉の先で表したほうが都合良かった気もするが……