氷菓 #5『歴史ある古典部の真実』

文集「氷菓」にまつわる昔話と、千反田さんの叔父さんが何を言ったのかが明らかになる話。


この話は正直かなり「凄み」があって、それを支えてるのが絵コンテ・演出の三好一郎さんと作画監督堀口悠紀子さんでした。どうすごいかをおはぎさんが書いていてくれてたので、そのURLを貼っておきます。

失われた何か 氷菓 5話「アイスクリーム。堀口悠紀子さん作画回」(感想)
http://nextsociety.blog102.fc2.com/blog-entry-1888.html

付け加えると、摩耶花が先生に近づくときに里志が気を利かせて席を譲るという一連のシーンを、1シーンで描いていてかつそこに全員映しこんでいるというシーンがヤバかったです。しかしこの回、何故話題になってなかったのかが謎。


それにしても、奉太郎はこの悲劇をどう思ったのだろう……かなり憤りを感じていたようにみえるが。個人的には、正直犠牲者を出してまで、学園祭を存続する意義が考えられないだろう。時代の意識からして違うにしても学園祭という割とどうでもいい案件に当時の学校中が熱くなった挙句に犠牲者も出したこの事件は、めんどくさいにめんどくさいを掛けたような状態で、通常の奉太郎は呆れに呆れるのだろうが、今回ばかりはどうも違ったような気がする。