氷菓 #4『栄光ある古典部の昔日』

千反田さん宅へ訪問し各人の推理から奉太郎が45年前の謎に迫る、という話。


原作既読者からすると、今回が一番の『放送コードに引っかかりそう』なエピソードだったので、それをどう調理してくるのか……とハラハラしながら見てたんですが、なるほど、こう来たか! 45年前の学生運動の想像を線画演出で描くとは……今までの抽象的でユニークな線画演出が一番生きてた回だなと思いましたね。何というか、素直に「うまいなー」と見てて思いました。

そして今回は、千反田さん宅を描く為に普段より多めにカットを割っていた感じがしました。個人的には玄関や庭よりは土間に驚いてしまいました(笑 古くからある豪邸って何気に土間があるんですが、この辺描かれることが少なかったので、何気にうれしい箇所でしたね。


そして今回の一番のポイントは千反田さんのおにぎりとエプロン姿ですね、これで千反田さんにノックアウトされた方々は結構いるでしょう。奉太郎のリアクションも、豪邸を見るシーンとおにぎりを食べたシーンの対比が成されており、豪邸を見ても驚かないけど、美味しいおにぎりを食べたら表情にでるのが面白いですね。