おとめ妖怪ざくろ 第四話

やっぱまともな意味では、今期一面白い。ただし話の展開は非常にゆっくりなので、合わない人には合わないと思う。ただ1話毎において、伏線の張り方と、それの回収方法をゆっくり丁寧にやってるので、それによる利剱さまスーパーイケメンタイムが心地良い。


詳しく挙げると、鬼子の記憶から来る記憶のリフレインと、惨劇の繰返しとその回避がそれに繋がっている。あの場に利剱がいないと鬼子は同じ目にあってたし、薄蛍がいないと、逆に利剱が大変な目にあっており恐らく惨劇は繰り返す。つまり薄蛍と利剱、どっちが欠けてても惨劇の回避は成立しなかった、それが心地良い。


だから、利剱の存在は非常に大きく、薄蛍が刀に憑依された際の、あのリフレイン→それを利剱が防ぐ、ってのが、前半の「俺の後に立て」(そうすれば目線は怖くない)の伏線から強化され、利剱の「盾」の意味合いがでかくなり、また「刀を布で白羽取りした」という描写も非常にでかい。


利剱の、ある種の「盾」っぷりはとても格好いい分、伏線的にちょっと後が怖い。