匿名掲示板等において、作り手と受け手との意識の乖離具合を調べる方法

前置き:
今現在、ブログやツイッターの影響力が強いんですが、昔はアニメの話題といえば=2chって時代がありました。まあ単にその当時は、今みたいにブログやはてブツイッターみたいな便利なツールが無かった、ってのが一番大きかったりします。よって、今現在において、この現象=乖離具合と問われれば、それは少々疑問に残ります。


ちなみに2chの性質に関しての議論は、ウチのコメント項でも交わされてました。

けいおんのシリアスを否定するなら、もうちょい具体例を挙げよう(コメント項)
http://d.hatena.ne.jp/str017/comment?date=20100422§ion=p1#c

反対者が「アンチ」か「荒らし」かによって、性質が変わってきますが……まあ、飽くまで以下の内容は、私の主観であり、かつ「スレ内を全体的に見てどうか」程度に思って下さい。



本題:
※これは一昨日ぐらいに発掘された記事の補足にあたります

まだ、そのアニメが大丈夫な場合
→そのアニメの好意的な書き込みに、信者乙とレスされる

既に末期症状に突入している場合
→そのアニメの好意的な書き込みに、社員乙とレスされる

もう駄目な場合
アンチスレスレタイトルが本スレのスレタイトルになり
 しかも反対者が居ない状態になる


匿名掲示板等でそのアニメの腐り具合を調べる方法 - 流し斬りが完全に入ったのに
http://d.hatena.ne.jp/str017/20050923/p1

しかし、過去の私のやさぐれっぷりは異常……ってそんなことは兎も角として、要素をひとつひとつ拾っていきましょう。


そのアニメの好意的な書き込みに、信者乙とレスされる

これは普通の状態ですね、その作品に嫌悪感を示す人もいれば、好意的に捉える人もいる、いわば好き嫌いの割合が拮抗している状態です。あまり例を挙げるのもアレですが、最近の作品においては『Angel Beats!』が例に挙げられます。この段階ではまだ作り手と受け手との意識の乖離が起っている状態とはまだ言えません。*1


昨今では無難な作品が増えて、こいう「信者乙」的な抗争が減った印象がありますが、一部作品においてはまだ根強くこのやり取りが交わされることがあるみたいです。ただ、この状態はまだ普通の状態だと思うので、特に指摘することはありません。


そのアニメの好意的な書き込みに、社員乙とレスされる

上の状態と似てますが実は全く違います、この場合好意的な評判が無い、つまり2chでいう「信者」が「居ない」状態を示します。つまり擁護するであろう特定の視聴者層が見受けられない場合において、匿名掲示板独特の疑心暗鬼から来る「ひょっとして、この書き込みは関係者がしているのではないか?」という思い込みから発生します。ちなみに実際関係者が書き込みするのは極めて希……だと思いたいです。


そうなると、これは推測ですが、この場合において実際に書き込んでるのは火消し、或いは逆に燃料投下(あまり効果は無いですが)している書き込みだと思われます。実際の割合は分かりませんが、2chにおいて信者よりもアンチの方が徒党を組める状態になっているという、ある意味*2危険な状態になっています。


アンチスレスレタイが本スレと同じになり、しかも反対者が居ない状態

傍目から見れば本スレが2つ存在するという奇妙な状態です。*3このような状態にまでなる作品は、私が知る限りではほとんど無いので、極めてレアなケースです。


ただ、アンチスレスレタイが本スレと同じになるだけのケースは割と存在するのですが、通常アンチスレにおいてでも、すぐさま反対意見がでます。つまり、最早アンチしかいないに近しい状態であります。昨今の作品においてこの状態になることは、ほぼ間違いなく無い……と思います。
 

*1:もっとも、作品をどう捉えられいるのかの乖離は、常に起こりえることである。とも付け加えておきます。

*2:具体的にいえば作品のクオリティ的に

*3:或いは「アンチスレ」が存在せず、本スレがアンチスレ状態になっている作品もそれに当たるのかもしれませんが、そのケースもまたレアケースなので、ちょっと私の知る限りでは分からないです。