アニメぐだ語り【2010冬期編その9】
■デュラララ(09)
良かったところ:『20年間私がしてきたことが全て無駄だったことが』のシーンのあとに新羅の手が添えられるシーン、『20年間〜』の部分が文字列で書かれてる→言葉で表しているのに対し、新羅はまず手を添える→行動で表すという意味合い。ちょっとネタバレになるんですが、新羅は「何も知らない」寄りではなくむしろ「真相に近い」寄りなので、この手を添える、或いは4話での絵描きのおじさんに「首がないから美しい」と語った辺りなど、新羅は言葉でも愛を語るが、その上に行動でも愛を語るのが素晴らしい。この辺り原作に無いので本当に上手い原作補完だと思う。あと、回想に出てくる矢霧一家の家は赤いシーン、まるで狂気を表してるみたいで、その中にある(矢霧姉弟からみた)首がある種の狂気の中心なのかもしれない。
イマイチだったところ:矢霧誠二とシズちゃんの立ち回りが何かイマイチだった。下から見上げる誠二と上から見下げるシズちゃんと、有利不利の構図は中々上手いとは思うけどどうも効果的じゃないと思う。
掻い摘んで言うと、静のシーンはすごい良かったのに動のシーンがイマイチって感じが。
■バカテス(09)
今までずっと姫路さんを視点から外してた感があったので、このヤンデレ的描写はアニメオンリーだと結構違和感あるんじゃないかなぁ、と思ってたら7話でもやってたな。あのときはぬいぐるみで当人の顔が見れなかったから「隠されていた」という効果があったんじゃないかという推測もしてみる。
いや、マテ、私は何か勘違いをしてるかもしれない。ここで姫路さん→昭久の手順をゆっくり追ってみよう。
ちょ、これ本当にヒロインの扱いかよ! 3〜6話での扱いがサブヒロイン以下になってるっ!?