戦う司書 第22話 と戦う司書における花田十輝氏の凄さ

・ふつうの感想
ノロティはアーキットとエンリケにとって女神だったのでしょうね。しかし時間稼ぎや収束オチや神溺教団との戦いも終焉する辺りまでブラスレイターと同一的な構造だとは……うーむ。「すまなかったな」的なオチだけは無くてよかった!(ォィ


そしてどうも「ラスコール=オセロ」「地下にある樹」「ベンド・ルガー」「天国の存在」「楽園管理者」「ハミュッツの死にたがり」と、伏線を全部辿るとどうもその先には「楽園」という存在がありそうな予感がぷんぷんする。


・ここから花田十輝氏の凄さについて
で、ふと思ったんだけど……どうして戦う司書での花田十輝氏担当回って原作通りに進行してるはずなのに、何故か花田十輝氏っぽい話ばかりなんだろう。過去にも指摘したように

もちろん、そのアプローチにも問題があって、それはずばり「大局的な視点が全くない」事で、言い換えればどこか周囲への相互理解を完全に捨ててしまっている感じが否めない。Solaにしろ、かしましにしろ、ローゼンメイデンにしろ、最終的な着地点は「主人公とヒロインが幸せになれば、他の面子がどうなろうとも関係無い」という凄いモノだった。キャラクター制御が上手い反面、ある種超が付くほどアンモラルな脚本を書く人でもあると言える。


花田十輝氏の脚本の特徴について - 流し斬りが完全に入ったのに
http://d.hatena.ne.jp/str017/20090412/p4

って特徴があるんだけど、戦う司書ではこれが顕著で、花田十輝氏が担当した回が以下の通り。
・第4話 夕方とシロンとコリオ/勝手にシロンとコリオのふたり同士で自己完結しておっしんで終わり。
・第7話 笑顔と仮面と死にたがりの男/上記の特徴は無いけど、ややこい回だった…
・第12話 過去と理不尽とパイプの煙/ハミュッツとマットのふたり同士で自己完結して先代放置。
・第16話 禁書と腑抜けと聖浄眼/ミンスとグレイン同士で、ユキゾナとユーリ放置してふたり同士で勝手に問題解決。



何これ、偶然にしては出来すぎてるんだけど……!!