マクロスF 第1話(再放送)

実は第1話を見るのはこれで3回目、どんだけマクロスF好きやねんと突っ込まれるかもしれないけど、私はマクロスFが好きなんじゃなくて早乙女アルトが好きなだけだから! だとすると普通に「3回目の感想」として書いても面白くないので、ここは「早乙女アルト私論」として色々書いていこうと思う。
 
まず、第一話で特に印象的な発言が飛び出した。

おれは居たくないんだ、こんな、息の詰まりそうな場所には…

アルト君が飛ぶには低すぎる空は、同時にマクロス内はアルト君にとって殻と同じ役割を持っているのだろう。マクロス内を殻だとすれば、彼にとってのモラトリアムの原因はマクロスであり、後々に出てくるが家である。
 
またそのマクロス内には、一番高い場所に電光掲示板が設置されており、そこには「シェリル=ノーム」の姿が映し出される。マクロス内が殻だと考えるならば、同時に彼女もアルト君の殻と同義の存在になっているとも言え、また劇中の描写を見るに越えなければならない存在であるとも言える。これはランカにとっても同義だったりするのは偶然ではない筈。なお、劇場版のタイトルにある「偽りの歌姫」の部分からも考察できる部分が残されているが、再放送とはいえ1話の段階でそれはまだ早計だろう。
 
そういえば過去の感想で「この主人公、裏返る前の七生愁にそっくりだと思った」と書いていた事を思い出したが、この1話を見る限り強ち間違いでも無いかも知れない。理由としてはふたりともモラトリアムを抱えたまま成長したようなキャラであり、同時に「選ばない」*1という特性を持っている。非常にザックリとした言い方をしてしまえば「要は、勇気がない」という特性の事である……って何か余計に分かりづらくなってないか!?
 
過去感想リンク
2回目→マクロスF - 流し斬りが完全に入ったのに
http://d.hatena.ne.jp/str017/20080404/macrossf
1回目→マクロスF先行放送版 - 流し斬りが完全に入ったのに
http://d.hatena.ne.jp/str017/20080102/p3

*1:七生は途中でそれを捨てたけど