化物語 第10話

撫子についた蛇を払う為に以前撫子と出会った神社でお祓いをすることに。その神社は以前から妖怪が集まりやすい場所で、撫子が蛇の呪いを払おうと解呪を行う場所としては相性が最悪すぎた。忍野に教えて貰った解呪方法で再び蛇を払おうとするアララギだが、取り憑いた蛇の数を間違え、苦戦を強いられる。しかし、蛇を何とか「撫子から」追い払ったのだが……
 
と、いうのが今回のお話だけど、正直にいうとオチが凄かった。正直今まで見た化物語の中ではかなり印象強い回だと思う。
 
作画面をみれば……というかむしろカット毎をみたら、どうも枚数が足りてなかったように感じがした。だけど映像面で言えば「これは演出です」と言えば誤魔化せそうなぐらいに迫力は十分にあった、これが逆に凄い。だがよく考えれば化物語のスタンスとしては飽くまで「お話+音声>映像」というスタンスを取っている感じがする。これに関しては原作尊重の作品にはこの傾向が強く、化物語は更に特に話を切り出す際にでる「黒齣」「赤齣」とかがその印象をより強めている感じが。
 
今回のお話は、「人を呪う」ということは自分にもリスクが帰ってくる可能性を忘れてはならず、また言葉もそれも同じ。呪詛を吐く度に自身もそれが返ってくるリスクが増えることになる、という話だったと思う。この話は化物語中、かなりの後味悪い部類らしいが、私は今回のお話を気に入った。
 
また、呪詛の源は「悪意」であり、悪意を人に向ける場合は跳ね返ってくる事を踏まえないとならない。回りくどい言い方になったけど、つまり悪意を人に向けないようにしましょうってことだろう……ってうみものがたりと繋がった!(違