CANAAN 第11話

まず最初に当作品に関係のないことを挙げる。前の大統領の性格や、爆弾の投下方法とその描写、そして今回の米軍による掃討作戦から考えて、時代背景は現在よりちょっと昔のアフガン紛争である可能性が高い。まあ、現実のアフガン紛争はまだ終わってないんですが。しかしこの舞台設定や背景が=当作品の作品性に繋がるか? と問われればそうでもないと思う。当作品は飽くまで「個」の物語だと私は捉えているので、舞台装置のひとつに過ぎないと考えても過言ではないだろう。
 
そして今回の主役はやはりというか、リャンチーであろう。しかし狂言回しな的キャラにここまで立派な死に際を与えるなんて、かくも変わった作品だとは思う。(人気が高いのは分かるんですが、人気と作品性は一応別と考えているので)まあ、おもしろい作品だとは思うけど、中々もって癖の強く、そして微妙な作品ではあると思う。あとDVDの収録形態で考えると来週が最終回か?