うみねこのなく頃に 第5話

「どうすんだよ、これ……」(今期2回目)
 
能動的な作品を、受動的なアニメのフォーマットに置き換えるのはとても難しい。それ以上にラノベ原作よりも尺の調整が非常に難しいことも加味すると、正直アニメ化無理なんじゃね? とも思えてくる。ラノベとアニメの時間制御に関しては、私の過去の記事から軽く触れてみる。

例えば、ラノベの場合は読者の読む速度=体感時間とならない為、映像と比べ台詞の多さが時間に影響しない。一方のアニメは台詞の多さが時間にダイレクトに影響してしまう。
 
つまりは、台詞の長さは文章として知覚し想像するのと、実際に声として知覚するのでは全く違うんだろう。確証は無いが、原因は恐らく「読む」と「見る」の脳内の情報処理の違いだろうと思う。例えるとエロゲのプレイ時間がボイス無しに比べボイス有りの方が倍以上になってしまう、とか。実際にラノベの台詞部分だけでも、普通に読むのと音読して読むのとでは全く時間が違う事が分かるだろう。
 
ラノベとアニメの時間経過の差異について - 流し斬りが完全に入ったのに
http://d.hatena.ne.jp/str017/20081124/p2

それ以上に「うみねこのなく頃に」自体がノベルゲームかつ、長時間プレイを強いられる形式なので、何というかアニメ側から見ればアニメ化するには決定的に相性が悪すぎる原作だとも言えると思う。
 
前振りが長すぎた、今回の話でいえばBパートに込められている情報量がハンパではない上、Aパートのラストから考えたら「じゃあBパートでは何が起こってるの?」という不都合が生じる、というかあれは何だったのですかね? まあ、ひぐらしの原作でいう座談会もどきだとは思うのですが。
 
あと、梨花ちゃまそっくりな魔女に関してはあえて触れないっ!