真マジンガー 衝撃!Z編 第5話

今回は少々あっさりめで。
 
前回書いた「重量感」というのは、「重量感」があるロボットを描く為の重要なキーワードではあるけど。もう一つのポイントとして、次の段階へ移る為の「溜め」みたいなものだったりする。んでその「溜め」をルストハリケーンやブレストファイアーで昇華した感じ。……といってもこの作品に置いての比重は「溜め」<「昇華」というような感じもしなくもない。以下またもや引用。

http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20090416
 
↑で、亡念のザムドアスラクラインについて「設定を説明したり描写を丁寧にするのに重点を置いているが、視聴者が見て面白いという『ごほうびカタルシス』というかリウォードが少ない。つまりあんまり燃えない」と書いた。(アスラクラインで操緒に誉められたところはご褒美としてよかったが、メインストーリー的にはまだ食い足りなかった)
 
こちらの真マジンガーは燃えリウォードに満ち溢れていて、とても得した気分が味わえた。面白い。
 
マジンガー衝撃!Z編 #3「出撃!あしゅら軍団」 - 玖足手帖(立夏
http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20090419/1240070373

もちろん、ルストハリケーンやブレストファイアーだけが「昇華」≒「ごほうびカタルシス」ではない。例えば「退却させてわざと相手のようすを見る」流れになるところを、ブロッケン男爵を登場させて次の段階に持ってきたところが挙げられる。
 
準備パートを用意しない、そんな手法はこの作品でしか出来ないだろうけど、かなり魅力的だ。