さよピア裏感想

表は昨日のエントリにあります。裏は表と違いド主観で書いてます。ちょっと表現方法がキツく読む人を選ぶ可能性あり。
 
昨日の表感想を書いてやっと自分の中で「さよピア」がまとまった……と思ったらまたモヤモヤし始めたのでまた考え直してみたところ、自分の中で以下の結論が出ました。
 
結局「さよピア」は「神楽坂先輩が音楽で世界を革命する」的な物語だったんだと思う。そしてそのオチは失敗で終わる感じで。何せ物語内でスタートからゴール至る細部まで神楽坂先輩がレールを引いて裏で暗躍、しかもその先輩の性能がチート臭い辺り、(初めて敗れる4巻以外は)正直出来レース的な物語だったと言わざるを得ない。
 
もっとキツイ言い方をすると、物語自体が茶番劇。しかもこの出来レース感のせいで、千晶、真冬、直巳が真の意味で己の意志で行動してたかどうかすら怪しく感じる。一度場の「空気」が形成されると、どうしてもその「空気」に支配され、そしてその「空気」の中に居られるのが心地よく感じられるという特性を利用したのでは無いかとすら。まあ、この辺は半ば「共犯」関係だったんだと推測。結局は君らの自己完結の物語やん。それが別に悪い訳ではないけど。
 
そういう意味では、何もかもが壊れていく4巻は鳥肌が立った。またサブキャラが魅力的だったのも、その茶番劇に関与していないからかなぁ、と推測。
 
しかし私はそんなにオラクルに操作される物語が嫌いか!? あと誤解されたら困るので書き残しておきますが「茶番劇だった」=つまらなかった、という意味ではございませぬ。実際かなり面白かった