スカイガールズ

15話 父と娘と
本来、戦闘系アニメはカタルシスは戦闘で得るモノだけど
このアニメは人物描写でカタルシスを得るので
ホント変なアニメだなと思う
まあ、ここまで付き合ってきてるストーリー派及び各キャラ萌え派には
最早何も文句をいう事はないんですが、戦闘派はちょっと可哀想だ
(だから素直にグレンラガンでも見とけって)…いや何でもない
 
さて、今回の話は一条親子の関係を中心にしつつ
そろそろ陰謀が明らかになりつつあったり
ワーム集合体(?)に音羽の弟が出てきたりと
ここに来て、話がグッと進んできた印象が
ええ、相変わらず戦闘描写は無いんですけど
今回本当に一回も戦闘しないで終わるとは思わなかったのはビックリ
 
一条親子の親父の複雑な心境と、娘の強い意志が今回描かれてました
まあ、女の子だったら普通に結婚して普通に暮らして欲しいってのが
親父の本音なんだろうけど、女が戦わざる負えない状況になり
尚且つ、瑛花の戦う意思は強いという感じがする
 
私個人の意見をここで述べさせてもらえれば
「女が前線にたって戦う」というのはあまり好きではないのですが
戦闘に参加できる筈の男が沢山死んでおり(しかも30〜40あたり)
尚且つ、各個人に戦う理由があるというのは凄く大きく
「これはこれであり、というかむしろ歓迎」という感じです
 
しかし、何気にエリーゼが登場してから
主人公がエリーゼになってるなぁこのアニメ
音羽は欠点らしき欠点が無く、尚且つ人間関係は円満
生まれも育ちも不自由や問題が無し、人格も問題無い
良く言えば出来た人間なのだが、悪く言えば成長が見えにくい
対するエリーゼは人間関係が当初は悪く、少しづつ解決していき
家族や仲間が死んだという経験があり、人格は一言でいえばツンデレ
しかも、ただツンデレと言うわけではなく
仲良くしたりすれば、ときに他者と対立したり
そして、人間関係が広がっていき、人間的に成長していく
うん、実に主人公的なキャラだ
 
そういえばエリーゼといえば、お箸の話が印象に残ったり
本来は「郷に入れば郷に従え」という言葉はありますが
文化圏の違いを考えるとナイフとフォークで食事しても良い
……というのが私の意見なのですが
エリーゼは自分からお箸の使い方を覚えようとします
お箸の使い方は本来、幼い頃から教わらないと
中々身につかないモノなのですが、それを乗り越えようとするエリーゼ
確かにこの場面は悪く見れば意地になっている、と見る事も出来るのですが
良く見れば「自分から郷に入ろうとしている」と見る事も出来ます
(実際、みんなで大富豪やったりと仲が良くなってたり)
こういうさり気無い描写がスカイガールズらしいかと
 
次回はどこかに駐留するらしい話、来週ももしかして戦闘が無いのか?