「ネタバレにマイナス効果は無い」のか? 情報の誤差すらも楽しめるか否かについて

結果は、何も知らされていない状態よりも、結末を知らされているほうが読書を楽しんだことが明らかになったという。原因については不明だが、結末を知っていたほうが読書により深く没頭できるからではないかとリービットさんは推察している。


ネタバレにマイナスの効果はなし 研究で明らかに : 映画ニュース - 映画.com http://eiga.com/news/20110814/2/

おお、まさか私が過去に言ってたことが研究で立証されるとは……!?

私の場合ですが、作品において「すれ違い」が発生したりして(視聴者にも)情報の齟齬が起こるのは別に良いのだけど、最終話が終わった後で、情報を順番に拾っていく際、情報の「抜け」が出たり、また現段階でのボトムアップに失敗するから、演繹型は向いてない。


アニメ視聴における演繹型と帰納型の作品理解方法 - TinyRain http://d.hatena.ne.jp/str017/20110211/p1

この辺り「情報の誤差すらも楽しめるか否か」の要因も大きいとは思うんですが、この研究結果によればより没頭する為には骨組みを知っていた方が良いってことなのだろうか? まだ自分でもよく分かってないことが多いけど、少なくとも私みたいな「事前にネタバレをWikipediaとかで拾ってくる」類の謎行動には、一応筋が通っていたのね……という回答が出たので、自分的には満足かな。


しかしながら、作品の性質にもよって全く異なる点もあって、恐らく「シックスセンス」のネタバレを先に見た後に映画そのものを見ても楽しめるかどうか? と問われたら激しく微妙です。ただ、何回も見るという前提で考えたら、この研究結果には意義があったんじゃないかなーと。だって「一回こっきりしか見ない」作品と「何度も見れるスルメのような作品」をハッキリ区別付けられる材料にはなるんだろうし。