魔法少女まどか☆マギカ 第3話にて、それでもマミさんを疑ってみる

まさか、マミさんがお亡くなりなられるとは……予想はしてましたが、少々早すぎる退場かな、と思ったり。でもここまであっさりした死に様は、今回のマミさんのみだと思いますね。虚淵氏の過去の作品を振り返ると、あっさり死は序盤のフックで、後はちゃんと見せ場作ってくれるでしょうし、そこまでの筋立てもしっかり練り込んでるでしょうから、作品として信用しても良いでしょう。決してグロい作品、アンチ魔法少女だけで終わらないことはお約束できると思います。



さて、ふと思ったのですが、マミさんがお亡くなりになった……からといって、果たして彼女はまどか達の味方だったのでしょうか? まどかをハメる途中だった可能性もありますし、純粋に仲間を求めていたのかもしれませんし、あるいはその両方の可能性すらあり、気になるところです。


まずマミさんの死が、自身の策略であるかを検討してみましょう。まどか達にやさしくした後、唐突にこの世を去る、一見まどかの願いを「自身の復活」にあてさせ、魔法少女に仕立てる。計画としては一見完璧ですが、実は「目前の死への恐怖のあまり、魔法少女になるのを拒否する可能性」があり、自身の死というリスクを背負う割には、得られるリターンに確実性がありません。ですのでわざと死んだ、という線はまず無いでしょう。



しかしながら、魔法少女がグリーフシードを取り合うことを考えれば、魔法少女を増やすこと自体リスクを伴いますし、過去の感想でも書いたとおり、上手く行けば戦力に、下手打っても放置すればジュエルが汚れて、やがて魔女になって回収(こちらは推測)することができます。まあ、簡単に「強い魔法少女が加入して、漁夫の利ウハウハ」というごく簡易的な利用目的である可能性も否定はできませんが、この辺りはまだ推測でしか語れないでしょうね。


結論から言えば、マミさんの死はアクシデントでした。しかしながらまどかを利用しようとした、そのことを否定する証左には成らない、と結論づけることが出来ます。どの程度の策略を持っていたかは不明で、もしかしたら永久に分からないままかもしれません。



あれ、おかしいですね……私はマミさんが策略で死を選んだと証明しようと思ってこのエントリを書き始めたのに、いつの間にか自身の説を自分で真っ向否定していますね、これはどういうことでしょうか……しかしながら、Aパートでマミさんがさやかに言った事が、どうしても引っかかります。あたかも「(マミさんを)生き返らせたのは、誰のため?」という問いかけが、今後に待っているかのようですね……



※特に意味はないんですが、今回のエントリは文体を意図的に変えてます。