魔法少女まどか☆マギカ 第1話

とりあえず2回は見たが、一度見ただけで確信した。


これはブラスレイターみたいな話が来っぞ、と……



見た感じブラックロックシューターに似た感じだけど、恐らく根本は虚淵氏のテイストになると思われる。つまりは当作品における魔法少女は、仮面ライダー→ニトロ作品→ブラスレイターから経由する「異形になる」ことと、中世において忌避されていた「魔女」を当作品用に加工したテイストの、この2つのベースをブレンドし、出てきたのが「忌避された力」みたいな感じ。簡単に言えば血だまりスケッチの忌避性(違


とにかくあの珍獣が言う「魔法少女になれば、何でも願いが叶う」は、どうしてもそういう意味でしか捉えられない。「何でも適える万能の力」は悲劇しか生まないことは、例を出さなくても自明の事実だろう。ここでどうしても思い出してしまうのが、ブラスレイターにおいてゲルトがデモニアックになる辺りで、デモニアックになり足を取り戻したのは良かったが、幾度も力の暴走を繰返し、やがては己の意志では力を制御できなくなってしまう。その力とリスクの関係、それに似てる。


また「願いを叶える」人物を付け狙う、怪しい黒を基調とした人物がいることも加えると、どーしてもほむらにジョセフを連想してしまう。でも恐らくほむらは、ほむらが主役じゃないことと、ためらいも無く力を使いそうな辺り「ジョセフのなり損ない」になる可能性があるんだよね。己や周りの同能力者の力に忌避感を感じてるのは同じだけど、その振る舞い方は恐らく別物だろう。


だが一応はブラスレイターまどかマギカの共通点は虚淵玄氏ぐらいなので、むしろ全く別物になる可能性の方が極めて高く、その場合は今回挙げた関連性は結局肩透かしになるだろう。しかし、それでも、今までのシャフト演出を生かした部分と、劇団イヌカレーを使った異空間シーンと、これからが楽しみになる見所が満載だったことも付け加えておこう。