けいおん!! 第20話

うーん、努力自体に成功失敗の要素はなく、むしろ政治力が大切みたいなのを見せつけられた20話だった。


まあ、「ライブってこんなもん」って割り切れられるだろうけど……その後の「卒業するのは嫌だ」的な流れは、確かに「卒業するのは嫌だろうなぁ」とは思うが、感動はしない。むしろ、そこには再確認的な意味があるのみで、それ以上に思う事は無い。


「別れが悲しい」と言われても、梓除いて「別れ」成分はまったく無く、皆が皆梓程度に伏線ばらまけていれば、なんとか収拾できたような。しかも肝心の梓はどう考えてるか知らんが、あのシーンで泣かなかったし。


また、「放課後ティータイム」は元から緩く繋がっている集団だったので、強固な絆も無く、その涙は刹那的な涙だとしか思えない。ここで泣いたのは良いが、この涙は何にも生かせないだろう、これまでの話に関係無く、またこの後の話にも関係しないであろう。まさに虚無主義


どこだ、どの時点でけいおんは詰んだんだ……!?


一応補足として、何故に「政治力」を挙げたのかというと、あの成功は明らか「放課後ティータイム」を根拠にするものではなく、むしろその周りの人間のプロデュース力が引き起こした成功だから。