アニメぐだ語り【2010春期編その5】

■デュラララ(16)
この話でようやくナスジマセンセが原作に出てきてたことを思い出した(笑 アニメでは存在感抜群だけど、原作だと何か目立たない印象があるという謎。


おお振り夏(05)
思ったよりも軽く決着が付いたという印象。物語的にはむしろ花井の成長に着目を置いたという感じがしなくもない。しかし原作の方を考えれば、伏線としてはかなり大がかり的な気がする、特に相手校。


ヒーローマン(05)
やはり何処か「盛り上げ損ねている」という感覚がぬぐえない。面白いには面白いのかもしれないけど、今の時代において「バトル的なハッタリ」のみで通用できるほど、甘い世の中だとは思えない。詳しく言うと、ヒーローマンのコンセプトとしては「王道」とあるので、よく言えば王道、悪く言えば形式主義というべきか。そしてその形式主義的な所から脱せていないのが厳しい。


そして、今回のお話もやはりデジャヴ。時代の流れに逆らって「王道」でチャレンジしているのだから、もう少し加味できる要素が欲しい。いつまで経っても大規模宇宙人にチマチマと戦うだけの展開ではダメだろう。


■メイド様(04)
おー、これは避けて通れないジェンダー的な問題の提示への答えとも言える回だなぁ。スバラシイ!


漫画演出的なのを綺麗にアニメに落とし込んだような演出と、今流行の男の娘を積極的に取り入れつつも、それを主人公の対比に上手く組み合わせてフィードバックする手法がお見事! そして今回押し倒すしか出番が無かった拓海君へのフォローも忘れない。(アオイから見た拓海→拓海が会長をどう見てるか、という構図)


前挙げた『プロットパターン』を踏まえているようにも見える。だが、アオイというイレギュラーな存在により、お話が上手く回転している。やはり、メイド様はサブキャラを生かすと面白い! というかむしろもっとメイド喫茶側の展お話増やして(笑