狼と香辛料II 第4話

ロレンスの反撃、それは黄鉄鉱の信用買いだった。前回に鎧の信用買いで大損しているのにも関わらず、大胆な選択だ。こんな大胆な手段に出た理由の一つとして、ホロの「助言」ではなく「挑発」が起因してると思う。ホロの挑発により、逆にやる気をだしアマーティを挑発する。ロレンスは逆境に弱いが、凪まで耐えると直ぐに追い風に変えるタイプに見える。にしても前回があんな様子だったのに、どこまで立ち直りが早いんだホロは(笑
 
ロレンスの起死回生である黄鉄鉱の信用買いについて簡単に書くと、黄鉄鉱を先に500の値段で買って貰い、後でその分の黄鉄鉱を渡すことにより、ロレンスは先に料金を得られ、アマーティは本来黄鉄鉱の値段は急騰しているので、直ぐさま売れば500以上は特をするというのが本来の流れ。しかし「もし」黄鉄鉱の値段が下落すれば、ロレンスは得をしてアマーティは大損する。という感じか。
 
しかし、黄鉄鉱の信用買いを行うのには2つの障害があった。ひとつは先ほどの「もし」をどうやって起こすのか、もうひとつは渡す黄鉄鉱をどうやって集めるかの2点だった。前者はマルクの店の従業員であるエウに「祭はもうすぐ終わる」と嘘の情報を流し、黄鉄鉱を手放させて価値を下げさせる。*1もうひとつはマルクに黄鉄鉱を集めて欲しいと要望するが、店の信用が落ちる為断られる。だが、ルーベンスなら黄鉄鉱を集められるのでは? と提案する。マルクはホロの情報を逐一握ってたり、ルーベンスのことを把握してたり、ホロがロレンスをたきつけた事を推測したりと、どこまでも侮れない男だ(笑

*1:でもそんなに上手く行くのかな……?