大正野球娘。 第4話

新聞部の子がメンバーから抜けてかなりきつい状態に、小笠原さんも精神的に不味い状態に、一見何の変哲も無さそうだけど、気を張ってる状態に。物語の構造としては野球に負けたことではなく、その後の戦後処理の方が第一の試練なのだろう。
 
その壁となるのは、今回で岩崎君に確定した、といっても良いかも。言っても「本質的に」分からない、彼の言葉の端々からそう感じられる。「女だという事をお笑いになるのなら」とあの穏和な小梅も……って小梅は穏和って捉えて良いのか?*1 どうも小梅というキャラが掴みづらい。まあ、変に一貫してるよりかは人間らしいかもしれないけど。
 
それよりも問題は「覚悟のある人だけこの線を越えなさい」のシーンにて、乗り越えるのに躊躇した二人(後輩と双子妹)に対して半ば同情をひく形で線を越えた、というシーンがどうも腑に落ちない。そもそもあの線を越える事の前提条件が「覚悟があるか否か」なのに、あの二人だけどうも違った理由で線を乗り越えてるような気がする。まあ、彼女らはみんなそれぞれ思惑がありすぎるから、不自然ではないんだろうけど……あれか、これは再度分裂フラグかな? それとも舞台が大正ということで個人主義を尊重した感じになってるんだろうか? ……でもそこまで考えて作ってるとはとても思えないし、うーむ。

*1:どうも小梅のキャラが度々制作者側から作劇的にコントロールされているような気もしなくも無い