それでも私は物語を楽しみたい、味わいたい

キャバクラ的といえば、『けいおん!』のような女子学園アニメも、そうだよね。ただし、女子キャラ・オンリーの群像アニメには、『リストランテ〜』の主人公のような「主体」が存在せず、「客」(視聴者)は作品世界の外にいるわけだ。例えていうなら、店内にカメラをセットして、嬢たちのやりとりを外部から鑑賞し、「俺は、やっぱ○○ちゃんだな」と品定めしているような感じ。しかし、それ以上のことはしない。客たちは作品世界に関与するのを嫌がっている(だから、キャバクラ「的」なわけです)。(中略)
 
こうした、非・物語的なアニメは、決してなくならず、細々と続いていくと思う。それは、男の欲求の最も単純な部分にフィットするからだ。
 
550 miles to the Future: ■キャバクラ化するアニメ■
http://mega80s.txt-nifty.com/meganikki/2009/04/post-f1fc-1.html

確かに今後は「物語」的な作品から「非・物語」な作品へとシフトしていくのかもしれない。それは世の中の流れ上仕方がないのだろう。しかし、それでも私は物語を楽しみたい、味わいたい。これは贅沢な考え方であろうか?
 
そもそも、私は非物語性の高い作品はとても苦手である。理由こそあまり分からないが、例を挙げるとすると私は「ひだまり」や「らきすた」よりも「まなび」の方が好きである。そもそも主体性の無い話はあんまり好きじゃないって部分もあるけど、この辺りは自分でもあまりよく考えたことがない。
 
しかし、この上記URLに関しては少々間違っている点が1箇所だけある。果たしてけいおん!が「非・物語」的な作品なのだろうか? これは後で書こうと思う。