とらドラ! 総評

最終回見逃したので総評だけ置いときますね。

総評

技術的には高水準のレベルにはある。だがその反面、脚本というよりかは尺が圧倒的に足らない。その為、原作とアニメを同時完結させるという珍しい遺業が達成されたが、その分犠牲も大きかった。
 
理由こそ良く分からないが、これは明らかに「大河のため」の物語である。逆に言うと結果的ではあるが、大河にとって都合の良い展開に話が進む事が多い。特に23話からの展開はその傾向が一段と強く、これまでの登場人物の描写からしたら整合性が取れない行動が多く見られた。24話は23話とまた違う意味で酷かった、がこの辺はもう真面目に突っ込む気力すら無い為、放置。
 
正直ここまで整合性が無くなるのなら途中の何処かで終わっていた方がまだ綺麗に終わっていたと思う。話の路線もラブコメから昼ドラもどきになって、最終的には家族の問題になって、ラブもコメもどっか行って、結局何だったのか良く分からないモノに。
 
禁書とは逆のパターンで、凄い勢いで嫌いになって行った作品でした。だけど出来は悪いとは思わないんですよ、ただ凄い嫌なだけであって。そしてこれで分かった事がある、やっぱ私にとって恋愛モノは地雷だ。