とある魔術の禁書目録 第19話

ある意味禁書目録真の主人公とも言える一方通行にとうとうスポットが当たる回。
 
一方通行に関しては声優さんが主人公系の声をあてる事が多い岡本信彦氏だったり、人気投票で御坂美琴に匹敵するぐらいの人気があったりと、前から気になる要素が色々あったので正直半分ぐらい彼目当てで見てた感じがあった。
 
私自身も、そして初登場時に多くの人が感じた「妙な」小物感が実はちゃんと意図した演出だったのは恐れ入った。特に13話辺りで上条さんが登場する前の御坂妹との会話での抑揚が妙に引き気味に感じられた辺り、その際に一瞬垣間見えた生理的嫌悪にも似たような反応は実は躊躇に近い感情だったのね。
 
打ち止めの一人称である「ミサカはミサカは」と一人称を二回連続して言う理由は、約10000人分の御坂妹と自分の意思がある種混在した状態か、或いは「御坂妹代表として」という意味があるのだろーか。あれか、ヴァジュラでいうランカさんみたいなもんか?
 
まあこれは書くまでも無いと思うけど、恐らく一方さんは上条さんと対を成すキャラで、上条さんがみんなの幸せの為に戦うならば、一方さんは一人の幸せの為に戦うみたいな感じで、英雄VS反英雄、束縛と自由、という風にこの信条の対の構造は永遠のテーマだね。しかし他の人も言ってたけど、この作者自体上条さんの方をノリノリで書いてる節があるんだよねー
 
まあ、何にせよこれから色々と楽しみだなぁ。一方さんに関してはこれから色々書いていくかも。