ef - a tale of melodies.

#09 return
今回は一言でいうと『自分の本当の望みを知る』回
　
優子は独りでは生きられないから、妹として火村に近づいたが離れられ、火村に復讐しようとした。
　
火村は独りで生きられると思い込んでいたから、優子に妹の幻想を見てしまい、優子を遠ざけてしまった。
　
この少しずつのすれ違いを修正し何が間違っていたかを見つめ直したら、ふたりとも『妹』という幻想に囚われていた事に気付く。そして二人ともその幻想をぶち壊して『妹』を介してではなくお互いがお互いの存在を認め合う。
　
つまりは火村と優子は、自身に内在する過去の『亡霊』に勝利したのだ！　しかし一方の雨宮明良は『亡霊』に勝てないままだったので、結果的に火村とは違う存在になってしまった。その為火村が描いた優子の絵を『妹』として認識してしまった、火村は己の中の『亡霊』に焼き殺されてしまったのだ、と私は推測する。
　
しっかし、まさかチート級ラスボスが自滅するとは、そういえば遠回しに「真の覚悟が無ければ俺は倒せん」みたいな事言ってたけど、優子を優子として見た事＝真の覚悟が出来た事だろうから、達成したと同時に本当に自ら滅びるとは思いもしなかった。
　
一方のミズキパート、久瀬があんなことになってるのに一方のミズキの方は何故かひだまり的演出連発の柔らかい雰囲気の中に居るという不思議な事に。
　
ミズキは久瀬さんに対して果たし状を出すんですが、これも不戦勝（笑　理由は久瀬さんが死の恐怖が蘇ったから。『独りで死にたい』というその幻想をぶち壊した結果、自分にはミズキが必要だと言うことに気づいたと。
　
そしてなにやら気になる引きや、EDでミズキが写ってると思われる写真の手前に紙飛行機が……