機動戦士ガンダム00

第6話 傷痕 
今回の内容は正直腹が立った。というのもティエリアのサジ君に対しての言い草が明らかおかしく感じたので。ティエリアは当事者だから仕方がないだろうけど、サジくんに対して酷すぎるだろう。結論はまだ出てないから分からないけど、今回の内容にて「サジくん=戦争に対して無関心=悪」って構図に正直製作者の悪意すら感じるよ。
 
以下、お気に入り感想サイトさんの中から引用で

あと、沙慈・クロスロードをいちびる絶望先生は視聴者に反省を促すメッセージも兼ねてるとしたら気持ちが悪いな。
 
「戦争してる人は別世界だからというノンポリの考えが殺意になるんだ」とか言葉で言われてもなー。沙慈個人が社会に迷惑をかけるとかお説教をされても、視聴者は「沙慈は口だけでウザクと同じでうぜえ」って思うだけじゃん。
 
機動戦士ガンダム00 2 06 傷跡 - 玖足手帖
http://d.hatena.ne.jp/nuryouguda/20081110/1226260107

無意識の悪意に関する事は後回しにするとしても、何故ノンポリ=悪っていう考え方をティエリアは押し付けるのだろうか? ノンポリ、というかサジ君自体も、戦争に対して無自覚で完全に無関心だった訳じゃないと思うんだけど、その辺作り手はどう思ってるんだろうか? 

あの場所にいた理由ってそもそもカタロン構成員の疑惑をかけられたことが原因ですし、反政府活動の結果としてああいう形で崩壊したという風に見るのは性格悪すぎでしょか。
 
サジに説教するティエリアの台詞もこれまた「お前が言うなよ」ってな感じで素直に見るのがとても難しい作品だなと今週も思い知らされる結果になりやした。
 
機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン #6「傷痕」 - helical motoris (hatena)
http://d.hatena.ne.jp/flof/20081109/p1

そうなんだよなぁ、基本アロウズvsカタロンという構図のはずなのに、何故かティエリア、というかソレスタは無関係の人間まで巻き込んで悪と言い放つか! そんな事ばっかり言って妥協案出せずにいるから、いつまで経ってもソレスタはあの世界では認められないんだよ……
 
ハッキリとした根拠は無いけど、無意識の悪とは=無理解の事ではないかと、そして何も理解せずに空気や状況に流される事こそ無意識の悪と言いたいんでしょう、たぶん。
 
ただ、すべての現象の原因をサジ一人に押しつけたり、社会的な手段を使わずに「やってる事が気にくわないからアロウズを潰します」ってだけでは、正直な話方法論だけに限定して言えば種死のそれとやってる事は何ら変わらない訳で、今後の展開でここをどうするのか慎重に見ていきたいと思います。
 
ここまでキツイ状態で下手に上手く行かそうとすると、とたんにご都合主義に陥ってしまう可能性もありますし、消化しきれなかった場合は消化不良を起こす場合もあります。個人的には流石に種死の二の舞だけは避けるだろうから、後者の方が心配。
 
が、ソーマだけはどことなく自身は兵器だからっていう言い聞かせはアンチテーゼに結びつくのだろう。それのきっかけが良い事か悪い事かは分かりませんが。