お稲荷様総評

あれ、何でこんなに長くなってしまったんだ……
 
一言でいえば隔世の感を上手く表した作品だと思う
元々の大前提では神様と人間の違いが挙げられるんですが
まあ、それは前提としても佐倉美咲のあの動きが
前時代的なヒロインのそのものだったり
原作のキャラデザを特徴を生かした筈の2ndEDでは
絵柄がどことなく古くさく見えたり、だからといって
通常のキャラデザが現代的といえばそうでもなく
最終回付近では普通はラスト付近にオリジナル展開やら入れて*1
盛り上げたりするんだけど、この作品はその辺
一切妥協せずに佐倉さんのダイエットの話入れたりと
 
見てる人からすれば「あれ……」と思わせるような
アニメでいう定石をひっくり返したような*2光景が
作品内と作品外、つまり見てる人にその印象を与える
という効果があったと思う、ただその辺は狙ってやってるか
どうかはさっぱり分からないけど
 
あ、この辺のキャラデザうんぬんは上記の私の文より
以下の記事を読んだ方が分かりやすいと思いますよ
もちろん、コメント項も含めて

そんなに「作画」「作画」言わなくても・・・。 - さよならストレンジャー・ザン・パラダイス
http://d.hatena.ne.jp/tunderealrovski/20080904/p1

 
ただ、作品内での効果を狙っているという意味では
ほぼ確信犯*3としか言いようが無く
配役に関して女クーにゆかなさんを使うあたりが特に
ほら、他の作品でも隔世的なキャラやってたじゃないですか
この事から配役の際、過去や現在何の役をやってたか
強烈に意識していると思われるのですが、私自体が
声優オタじゃないから当たってるかどうかは知らない
 
その事に関してふと思ったのは、男クーに中村悠一氏を
恵比寿に小野大輔氏を起用したのは、偶然だろうか?
この配役はそう、キスダムのふたりのシュウですよ!!
これだけで裏返り達を狂喜乱舞させ、私自身も
この事だけでこの作品見るの決めたぐらいなのですが
決定的に裏付けられる証拠が無いだけに……
キャラの容姿はかなり似てるんですがねー
 
しかし、まあそんな話にも例外ってのがあったり
微妙なシリアスってのは以前から他の人も指摘してますが
トータル的に見れば必要悪だったのかなと思ったり*4
もちろんシロちゃん関連の話もそれに入るんですが
12話は本当に酷かった……詳しくは過去の感想に書いてます
http://d.hatena.ne.jp/str017/20080624/p2
 
そして、最終話は神様のお祭りでしめたので
ちょっと感動した、ちゃんと佐倉さんが居ない所含めて(笑

*1:通称大月俊倫展開とも言ったり言わなかったり、って今の若い人には通用しない予感

*2:ただ、完全に無視してる訳ではなくむしろ定石通りなのだが旧来の手法を何故か「今更」やっている所にポイントがあると思う

*3:誤用の方

*4:理想としてはそれすら無い方が良いんですが