コードギアス 反逆のルルーシュR2
皆さんご不満のようですが、実は私は良い意味でも悪い意味でもとてもこの展開を気に入ってます。
ルル―シュが覇道の道を歩み、徹底的に救いの対象から外されていき、そこに準ずる*1ように共に歩むスザク。地獄に堕ちるような終わりを目指す、最高の展開じゃないっすかね!?
さてさて、皇帝のやりたいことがガン×ソードの鈎爪のまんまでちょっと笑ってしまったのですが、この鈎爪どころか他の作品でも「死すら超越し皆わかり合える世界」というのが描かれてます。エヴァとかその辺で例えると分かりやすいかと。
さて、私前々から言ってましたとおりセカイ系というものが嫌いで、特にセカイの中に全て収束するようなのが*2、その辺谷口監督は期待を裏切りませんでした!! むしろ1話でセカイ系かつ神殺しの話を使い捨てたし(笑 しかし、ここで嘘の塊のような男ルルーシュが皇帝を責めるのはあんまり説得力が無いように感じるかもしれないが、鈎爪を打ち倒したヴァンはバカの塊のような男だったので何かの塊のような男じゃないと神殺しは達成されないのかなぁ、とか思ったり。逆に、あの両親の鬼畜さはCLANNADの古河夫妻と比較すれば分かりやすいかなーと。暇があれば比較してみたいと思ったり。
さて、ここで終わらないのがある意味凄い部分で通常は神殺しが終了した時点でその物語は終わります。だが、その続き! シュナイゼルとの戦いが見れるとは!*3
いやそこまでほんとうまく持ってきたよ。今回のほぼ一話だけで、世界の時を止めること、、、「この世界の在り方自身を変えてしまうこと」「個を抹殺し、人類の存在が、集合無意識に帰ること」というSF最大のテーマである全体と個の議論に話をちゃんと持ってきて、説得力をもたせて・・・・
でも、まだ4話!!!!まだあるだぜ。
これを「ただの通過点」として、もう一度シュナイゼルの現実の善と悪が闘争する現実のダイナミズムに話を揺り戻してくるなんてっ!!!
TURN 21 『ラグナレク の 接続』〜神殺しのその先へ - 物語三昧〜できればより深く物語を楽しむために
http://d.hatena.ne.jp/Gaius_Petronius/20080831/p2
これでR3に続くとかやったら凄いぞ!?