機動新世紀ガンダムX

バンダイチャンネルにて昨日に5話まで、今日9話まで視聴
90年代のロボアニメの視聴作品がかなり少ない事
後世代に影響を与えたであろうガンダム作品
ナデシコと並ぶアニメのポストモダン化のキッカケとなった作品
そして、ガンダム作品なのに何故語られる事が少ないか
という部分から、純粋に興味が沸いたので視聴
 
なんというか、イメージと違った部分がちらほらと
まず、従来のキャラクター主義かといえばそうでもなく
一人一人が速い段階でキャラ立ちしてるのと
ガンダムガンダムしてる雰囲気、って何だこの表現(笑
だと思っていたんですが(この辺はACE3の影響です)
実際はガンダムなのにガンダムしておらず、凄く異質な雰囲気だった事
 
そして、最も思ったのが「もの凄くまっすぐな作品」だと
あれですよ、ガンダムってどの作品も割合どこらかしら
歪んでる(悪い意味ではなく)んですよ、種や種死や00含めて
 
なんというか、凄い、凄い
良い意味でも悪い意味でも色んな意味で凄い!
……と、細かいことは置いといて、各編の感想を
 
・アルタネイティヴ社編
サテライトキャノンを発射するまで、かなり長い時間かかって
伏線を張ってたり、キャラ描写を慎重にやってたり
正直な話、かなり地味な印象がありました
まあ、その分世界観の作りこみが凄い事になってましたけど
(でも90年代の作品では、これぐらいの作りこみが
 ある意味当たり前の事だろうから、それも凄い)
バルチャーの同士討ちみたいなのは、かなりカルチャーショックでしたよ
サテライトキャノン撃って、そこは終わりではなく始まりという印象が
 
・サン・アンジェロ編
前回の終わり方から、自然とこういう流れになっちゃいますね
仲違いやすれ違いの様を見事に生かせてます
後のスクランでの高松監督の手腕はこの時点で
既に現れてたのか……と関係あるようで全く関係ない事を考えてみたり
しっかし、エニルはエロい上に男落とす手段に秀でてるなぁ
(まあ、どこまで策略か本気か微妙に分からないようになってたけど)
まあ、一番悲惨なのがザコットだろうけど、誠意無いしなぁ……(笑
テクス「顔キツい」→ロアビィ「綺麗になったね」→サラ「からかわないで」
この辺のコンボはビックリ、最近のアニメでこいう台詞見ないなぁ
火や水も何だかのメタファーになってて、心象や状況を反映する面で
かなり強く意識されていて分かりやすかったです
ってか最後の方、正直震えた、話の畳み方と演出が伴って凄く綺麗だ
 
また、各人イライラしてる中、フロスト兄弟が浮きまくっていてワロタ
フロスト兄弟は90年代のあの頃のアニメよりも
今何かの作品で出てきた方が受けただろうなぁ、と思ったり
「だめー、ガロードがハッ○ン場に連れて行かれるー!!」とか
「この人たち何優雅にお茶してるんだ…(笑」とか
「岩場で足立てて何やってるんだ(笑」とか
イチイチ裏返りの心をくすぐるような行動を繰り返すから困る
たぶんこの人らだけはキスダムや今度のマクロスFあたりに
こっそり出てても何ら違和感無いだろうなぁ、とか思ったり