ライトノベルにリアリティが無いなんて誰が言うたん?

「兄ちゃん、大きな物語、なんで死んでしもたん…?」

結果自分の持論は一部の作品を覗いてライトノベルは確実にジャンクフードだし、アニメ的な虚構世界を受け入れられる人も一部。そのようなものは別に好きな人必要な人が読めばいいだけだと思いますし、オタクではない非一般人向けの雑誌にのっける必要はないと思うのです。
 
本当は小さな村社会 ライトノベル業界 - 二次元に生きる
http://d.hatena.ne.jp/go_west/20060325

っと、ホタルの墓を引用した冗談は置いといて
とりあえず、ツッコミを入れる前に定義等を
 
まず、ライトノベルの定義が色々あると思われますが、
東浩紀の「動物化するポストモダン」「ゲーム的リアリズムの誕生」の言葉を借りるならば(しかし手元に資料元の本が無いのであいまいさーせん)「大きな物語から離れ、(データベース的に)多数の価値観を許容できる小説形態」まあ、ようするに何でもありって事ですわ、たぶん
 
で、次に現実逃避性の問題に関して。モノによって程度は違いますが、大衆小説にも私小説にも現実逃避の要素は存在いたします。詳しい説明は省きますが、物語内の主人公等に感情移入したり客観的に捉えたりしたりするにも、その物語内で行われている事と自身の身の回りでの物事に解離性がある場合は現実逃避の面が存在すると思います。(最もこの場合は現実逃避よりも、物語の欲求という表現を使うべきだったと思いますが……)
 
最後に、現実的なリアリティーですがライトノベルの場合……を書こうとしたのですが「ゲーム的リアリズムの誕生」が手元にないので引用して考察する事ができませぬ。でも、ゲド戦記よりも世界観を作りこんでいる作品はライトノベルでも幾つか存在してます。
 
以上の事から、id:go_westさんが挙げるライトノベル=ジャンクフードという図式は成り立たせるには少々説得力不足だと思われます。
 
まあ、最後の最後で印象論で〆るのもアレですがid:go_westさんは大きな物語みたいな「幻想」を一般小説等に見られているのでしょうか?
 
っていうか今日はtrue tearsの3人の面々に関するメモ書きを書こうとしたのに時間が無くなっちゃったぢゃないかー しかもトラックバック項が無いしよぉ、ウワアアアン!
 
追記:
事実誤認、間違い多数の予感