キスダム

20話(2回目) なお、1回目はこちら
冷静になって見返して考えてみたところ
(っていっても今度はシュウのアホさにりんごジュース吹きかけたけど)
当然といえば当然だけど、キスダムって結局は公の話じゃなくて個の話なんだね
 
別に個の話で留まること自体は悪い事じゃないとは思う
けど、結局はゆのという人間の為に
世界がどうかなってしまうという一種のセカイ系的絶望感と
その当人の無自覚さや逃避的な動きに更に作画崩壊を加えた結果
いろんな意味で虚しさと徒労感しか残らない構成は
作画崩壊の分は偶然としても見事としか言いようが無い
 
それに加え、本編に各所にあるネタに出来る要素もありつつ
更に監督逃亡(結局は誤報だったけど)とスケジュール崩壊と
ある種のらきすた的な楽しみ方を意図せずに行ってるのが何とも凄い
(だが、その向かうベクトルは真逆)
 
その悲劇的な現象はクロスすると、喜劇に変わり
全体に渡る悲壮さも、もちろん喜劇に変わる
そして、ある種それをメタ化した(もちろん偶然)キャラである
玲も被害を受けて(しかも原因が自分がやったコロニー落としとこれも喜劇)
とうとうこの喜劇を純粋に楽しめるのは視聴者だけとなってしまった
なんというカタルシス!! 10月で終わるのが寂しいぞキスダム!!
そして後番組が特撮と、何とも不安だぞ!!