今日の買い物

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん―幸せの背景は不幸 (電撃文庫)

買ったその日に読了
ネタバレありなので、読むつもりがある人は気をつけましょう
なんていうか、君とぼくという割と最近よくある手法の作品
だが、最後には一応その方式は崩れるので
所謂セカイ系では無いのかもしれない、亜流っぽくはありますが
　
さて、このヒロイン、どうもこの本を読んだ他の人からすれば
所謂「ヤンデレ」の部類に入るらしい、ですが
私はそうは思わなく、その理由は「最初から最後まで壊れてる状態」
つまり「デレ」が無かったりする
そもそもの「ヤンデレ」の定義自体が「デレ」から「ヤンデル」状態に
入っていくヒロインを「ヤンデレ」と呼んだ筈だ（例：桂言葉、竜宮レナ等）
最も、壊れてるか正常か自体何処で線引きするんだ？　という
作品内での問いかけがあったので、この上記の定義自体無駄ですがネー
　
それで、この作品内で気になったのが
所謂「名前が無くあだ名だけ」系の主人公の名前が
最後の最後まで明かされなかったのが引っかかる
もちろん、その名前自体も嘘なのかもしれないが
便宜上の嘘の名前でも欲しい、それが本音だったり
便宜上の名前すら無ければ、読んでて何か地に足が付かない感じがして嫌
　
ですがこの手法、最近流行ってるらしいですね
あー、所謂「名前を入れてください」って事なのか？
　
死んでも嫌だなー
　
総評を言えば
１巻完結なら良作ではあるんだけど、続きは出て欲しくない作品
名前無しの主人公が出る作品って、何故か大体のケースは
１巻で綺麗に纏まってる場合が多い、という体験談から
でもこういう系列の作品って、大体続き出るんだよなー勘弁してくれー
　
追記：
これ系の作品を受け入れられないって事から考えて
私もオタクとして歳を取っちゃったんだなぁ、としみじみ思ったり
（いや、この作品はむしろ好きだけど、その構造がなぁ…）