花田十輝氏の脚本の特徴について

今日もやられやく 花田十輝先生がやりそうな「けいおん!
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君ら、花田先生をバカにしすぎや!? 確かに最近の作品で知る限りでは、H2Oの精霊会議がぶっ飛びぷりや、夜桜で犬の書き方を極端にしすぎてた辺りとかイマイチ調子が良くないのは分かる。しかし何故あんな風な作風になるかはあんま分析されて来てない気がするので、ド主観で分析してみた。
 
花田脚本の特徴は、近視眼的な視点、つまりは狭い人物とのやりとりと二人称〜三人称までのダイアローグを書かせると非常に上手く、ある意味セカイ系的なアプローチが上手い脚本家ともいえる。「そのキャラが何をしたいのか?」という観点を欲望的なレベルまで読み取り、そして切り込む。例えば「かしまし」のやす菜は原作より我が強く描かれていたり、ローゼンメイデン2期の蒼星石アリスゲームの目的に忠実だったりと、花田氏が書くキャラがある種強引な部分がある事からその側面が見える。
 
もちろん、そのアプローチにも問題があって、それはずばり「大局的な視点が全くない」事で、言い換えればどこか周囲への相互理解を完全に捨ててしまっている感じが否めない。Solaにしろ、かしましにしろ、ローゼンメイデンにしろ、最終的な着地点は「主人公とヒロインが幸せになれば、他の面子がどうなろうとも関係無い」という凄いモノだった。キャラクター制御が上手い反面、ある種超が付くほどアンモラルな脚本を書く人でもあると言える。花田氏の脚本の評判があまり宜しくないのはこの辺りが原因だろう。
 
では、けいおん! にて花田氏の脚本が適応されるとどうなるのか? けいおん自体を見てないので具体的には指摘しづらいが、極端なケースを推測すると「あの4人が幸せになれば、他の周囲はどうでもいい」というような脚本になる恐れもある、だが構成として登板しない場合はそこまでに至れない可能性の方が高いため、そう心配することも無いだろう。だが、欲望レベルまで読み取ることによって、彼女達のマイナス面が掘り下げられる可能性が一番の心配ではあるが……
 
この事に関して先ほどの2chまとめで、ふと目に付いた書き込みがあった。

308 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/04/11(土) 13:41:33 id:VF9uDr5g0
そういやまなびさんも4話か5話でいきなりストレートな鬱展開がきた憶えが

まなびストレートけいおんがどう似てるか、に関しては長くなりそう+まだけいおん見れてないので割愛。しかし、けいおんの作りはどことなく「ひだまり」や「らきすた」のそれよりも「まなび」のそれに似ている部分がある。可能性は低いものの、そこまで踏み込んできたら……いやいや京アニはオタの空気読める製作会社だから大丈夫だろう、いやでもムン(省略されました…